初期のむし歯から歯の神経や根の先端にまでおよぶ大きなむし歯など、状態に応じた対応と治療をおこなっています。 治療の際は、お子さんの年齢やカリエスリスク(むし歯のなりやすさ)を考慮した治療方針を立て、一口腔一単位の歯科診療をおこなっています。
歯の予防処置
「新しいむし歯を作らない」を目標に年齢に応じたむし歯の予防処置、指導に力を入れて取り組んでいます。
- 専門家による歯面清掃
- 年齢に応じた歯ブラシ法の指導(お子さん本人と保護者の方を対象に)
- 食生活の指導
- フッ化物塗布による歯の質の強化
- シーラント(歯みがきをしやすくするため歯の溝を埋める)
- 定期健診によるむし歯の早期発見、早期治療
歯並びやかみ合せの相談について
乳歯、永久歯の混ざった時期の歯並びに関する治療をおこないます。お子さんの口腔機能が正常に成長・発育するように管理をおこなっています。歯列および咬合の発育途中にみられる異常を早期に発見し、 治療することが大事です。成長を阻害、抑制している場合は早期に治療をお勧めする事があります。
- 乳歯のかみ合わせが反対、顎が左右にずれている
- 前歯がかみ合っていない、奥歯がかまない
- 永久歯が生えてこない
- 永久歯の生える場所がない
- 乳歯、永久歯の並び方が気になる
- 永久歯が変なところに生えてきた
- 将来の歯並びが心配
- むし歯や歯の外傷で早く抜けてしまった
- 永久歯の本数が足りない、または多い
- 乳歯が抜けない
- なかなか指しゃぶりやおしゃぶりがやめられない
※お子さんの歯並びが気になる場合は、ぜひ一度ご相談ください。相談のみでも遠慮なくご来院ください。
歯の外傷に対する治療について
歩き始めたばかりの頃や、小学校に入学して活発になった子どもは、よく転びます。転倒や衝突などで歯をケガした場合、早急な処置が必要な場合があります。 以下のような症状がある場合にはすみやかに来院されることをおすすめします。
- 歯が欠けた
- 歯の位置が変わっている
- 歯がグラグラと動いている
- 歯の神経が出ている(歯から出血している)
- 歯が完全に抜けてしまった
- お口からの出血がある
- 歯が変色している
※特に完全に抜け落ちてしまった歯ではケガをしてから30分以内に処置をすれば、その後の状態が良いようです。できるだけ早いうちに来院するようにしてください。来院時にはできるだけ、抜けた歯をやさしく水で洗い、冷たい牛乳に浸してお持ちください。
小手術
過剰歯(余分な歯)の抜歯、上唇小帯(うわくちびるの内側のすじ)、舌小帯(舌のしたにあるすじ)切除術など発音や口腔機能に影響があるときなどにおこなう手術を外来でおこなっています。